2015年10月24日(土)
仙台にて4名集合。レンタカーに乗り、宮城県牡鹿郡女川町に到着。
今回は、1日目:宮城県牡鹿郡女川町運動公園住宅にてミニセミナー。
2日目:『運動公園住宅』と『野球場仮設住宅』にて収納作業を行います。
『女川は流されたのではない。新しい女川に生まれ変わるんだ。』
宮城県牡鹿郡女川町運動公園住宅コミュニティプラザをお借りして
「簡単!スッキリ!収納のコツ ~プロが教える 誰でも簡単にできる!知って納得、聞いて楽しい♪~」 のミニセミナーを行いました。
ワークショップ「わける」に挑戦!
人によって「わけ方」はそれぞれ。「色」でわけたり、「形」でわけたり。みなさん真剣です。
「わける」ことの大切さに気付いていただけたようです^^
収納の実践として、洋服のたたみ方としまい方にも挑戦!!
毎日やっていることだけど、ちょっとしたことで変わる収納に楽しみながらトライしてもらいました♪
はじめてお会いしたにも関わらず、あたたかく私たちを受け入れて下さりありがとうございました。皆さまと一緒に楽しませていただき、たくさんの笑顔に元気をいただきました。また何かお役に立てることを用意しておきますね。少しでも暮らしのお役に立てたら幸いです。
左:女川駅 右:女川駅前広場
≪1日目メンバー≫
寺嶋恭子(北海道)・ 熊谷一子(長野)・山内陽子(福島)・鈴木奈保子(東京)
『運動公園住宅』と『野球場仮設住宅』にて収納作業を行いました。
*許可をいただいたお住まいを公開しています。
いつか使うかもと思っていた発砲スチロールの所有に悩んでいられました。
私たちと一緒に話しているうちに『本当に必要な数』に絞ることが自然にできて、「ココロが軽くなった」とおっしゃっていただきました。気持ちもすっきりされたようです♪
これからの暮らしとモノの持ち方を前向きにとらえてくださいました。
足腰が悪く、復興住宅に引っ越してきたままの状態になっていました。十数個の段ボールから『冬もの』を出し、『保存するもの』と『すぐ使うもの』を分けて収納&ラベリングをしました。「わかりやすくなった。これから冬を迎えるところだったから助かりました!」
作業後「菊の花の酢漬け」と「むかごごはん」をごちそうして下さいました。美味しかったぁ♡
大原北区区長ご夫妻が私たちの休憩場をご用意してくださいました。
心あたたまるありがたいおもてなしをありがとうございました。
仮設住宅は「狭く、洋服の収納がない」と困ってらっしゃいました。
フルタイムで働いてらっしゃるので、なかなか手が付けられないまま・・。もともと、要、不要がわかる方でしたが、少なすぎる収納に悩んでいて「どうしたらいいのか・・」と手を付けることができない状況だったようでした。収納の仕組みを私たちが考え、寄り添い、一緒に整理収納することで、洋服の整理、収納スペースの見直しを短時間で進めることができました。大変喜んでいただけました♪
≪2日目メンバー≫
・鈴木奈保子(東京)・寺嶋恭子(北海道)・山内陽子(福島)・佐伯真理(仙台) ・熊谷一子(長野)
4年半が経ち、まだまだなのだとは思います。私たちも皆さんの暮らしと復興の変化に合わせて、もっと寄り添っていくものなのだと改めて感じました。
「女川は流されたんじゃない。生まれ変わるのだ」というスローガンがとても心に響きました。これからの東北で私たちが出来ること、必要とされることを考案していきます。
みなさまが落ちついて暮らせますよう心から願い続けています。
最後に。
大原北区区長ご夫妻と女川町社会福祉協議会ボランティアセンターの矢竹様にご尽力いただき、2日間お邪魔させていただくことが出来ました。
矢竹様とは短い期間で何度も連絡を取らせていただきましたが、この間に大型台風の影響で関東や東北で被害がありました。矢竹様は大崎市の水害被害に職員派遣として従事されながら、私どもの企画交渉に町内をかけ回っても下さいました。そして、区長ご夫妻が私どもの企画を受けて入れて下さり、大勢の方に声をかけて下さるなどお力添えをいただきました。
区長ご夫妻と矢竹様が常に住民の方々とコミュニケーションを取られていらっしゃることがすぐに伝わって来ました。おかげさまで住民の皆さまにもあたたかく受け入れていただき、一緒に楽しい時間を過ごさせていただきました。
大原北区区長ご夫妻と女川町社会福祉協議会ボランティアセンター矢竹様に改めて心より御礼申し上げます。ありがとうございました。