2014年9月6日(土)9:30
仙台駅東口にて集合。レンタカーを借りて女川を目指します。
天候にも恵まれ、新たなご縁を前に、緊張と期待で胸を膨らませ、一同出発です。
≪今回の参加者≫
寺嶋恭子(北海道)・中村道子(兵庫)・小柳忍(東京)・熊谷一子(長野)・伊藤寛子(神奈川)・佐藤純子(北海道)・長柴美恵(埼玉)・櫻井澄子(栃木)・石原みどり(東京)・二出川ひろよ(和歌山)・桑原美栄子(東京)
目的の仮設住宅のすぐ手前に『復興住宅』があります。
大変大きな住宅に見えますが、全世帯が入居できたわけではありません。次の建設は未定です。
仮設住宅で暮らす方は被災地3県でまだ数万人もいます。
お昼すぎに到着し、すぐにイベントの設営です。間もなくして住民のみなさんがお越しになりました。はじめてお邪魔する私たちに警戒はなく、とても優しい笑顔で受け入れてくださいました。ありがとうございました。
集会場内には、住民の方で集まる『きらきら会』のみなさんの作品が飾られています。とても丁寧に凝った作り方をされています。あまりの可愛さに「こっちの作り方が教わりたいなぁ~」と、イベントがはじまる前からスタッフ一同が大はしゃぎです^^;
さぁー、いよいよ『アイディアいっぱい!牛乳パックで作る便利収納』イベントのはじまりです。先ずはごあいさつとミニセミナーから。
お待ちかねの工作開始です!
みなさん、材料選びにも余念がありません。どんなモノが出来上がるのかな?
とても楽しみです♪
作ることにみなさん真剣です。スタッフも一緒に夢中に手伝っています。寄り添っているのか寄り添ってもらっているのか?(笑)
この時間、とても居心地がよく感じるのはみなさんのお人柄のおかげです。
さて、完成です!
牛乳パックやテッシュの空き箱がこんな素敵な収納グッズに変わりました!
あれ?事務所から机の引き出しが出てきました。
せっかくですから、どこでもキレイにいたしますよ^^
この引き出しのafterです↓
おやつも取り出すくなりました!
「また作りたい」「次はアレ作る」などなど、みなさんの趣味が1つ増えてくれてたようです。空き箱で作るので、汚れたら捨てる。そしてまた楽しんで作る。
そんな時間を過ごしてくれたらうれしいです。
最後はみなさんで記念写真。ありがとうございました♪
私たちのこの笑顔!
女川のみなさんも、やっぱりあたたかい方ばかりでした。
ありがとうございました♪
今回のアイデア提供者
磯村香子・櫻井澄子・寺嶋恭子・村田さつき・伊藤寛子
午前10時~。3件の収納作業のご依頼をいただきました。
ここでもまた、牛乳パックが大活躍です。
お一人でも暮らしやすいようにとのご希望です。頻度ごとに合わせて、入替えをしました。
素敵な笑顔に、私たちスタッフも力が入ります。
とてもきれいに整頓された素敵なお部屋だったのですが、キッチンがどうしても・・・とのことでお手伝いさせていただきました。
▼before
▼after
棚が不安定だったので、バランスを整えて入替え。空き箱を使って仕切りを入れました。
《おまけ》
スポンジ入れの水切りが欲しいとのことで、早速スタッフがアイデアを提案です。
牛乳パックをカットし、下に敷いただけです。汚れたら捨てて、またすぐに用意出来ます。大変喜んでいただけました。
高いところが不自由。使いにくくて困っているとのことです。
早速、壁を使う方法も提案。ちょっとしたことですが、笑顔万歳に私たちスタッフも笑顔が溢れます。
▼before
▼after
事務所内の片付けもはじまりました。
せっかくですから、どこまでもやらせていただきます^^
▼before⇒after
▼集会場のキッチンにて
そしてまたまた、牛乳パックが大活躍です!相談委員さんにもご協力いただき、牛乳パックやテッシュ箱が数十個あったのですが、すべて完売いたしました!
空き箱で十分です。グループごとに仕切るだけで暮らしがとっても楽になります。これからも活用していただけたら嬉しいです。
訪問させていただきましたみなさま、たくさんの笑顔をありがとうございました。お逢いできて本当にうれしかったです♪
住民の方から思いがけない『おもてなし』をいただきました。
おふくろの味に一同感激です。
東北の方々のあたたかさに、いつも勇気と元気をいただいています。ありがとうございました。心から御礼申し上げます。
食後に珈琲をご馳走して下さった住民の方もいらっしゃいました。全員でいただくお時間がなかったのが残念です。いただいたスタッフはさらに喜びを隠せない表情でした♪
相談員の方々には、2日間本当にお世話になりました。ありがとうございました。女川で新たなご縁と笑顔をいただき、熱い思いでいっぱいです。
またお邪魔した際はよろしくお願いいたします。
1日も早い復興を心より願います。
上段左から
寺嶋恭子(北海道)・中村道子(兵庫)・小柳忍(東京)・熊谷一子(長野)・伊藤寛子(神奈川)・佐藤純子(北海道)・相談員さま
下段左から
長柴美恵(埼玉)・櫻井澄子(栃木)・石原みどり(東京)・二出川ひろよ(和歌山)・桑原美栄子(東京)
「一人でも取り出しやすくなったぁ!」
「うれしくて、自慢したくて、友だち呼んでお茶飲みしたわ^^」
「使いやすくなって楽になった♪」
とのお声が届きました!
役に立てて、私たちも本当にうれしいです。
女川から仙台へ向かう途中、石巻市に寄りました。
沿岸部は大きな道路と大きな会社が立ち並び、住宅はありません。
高台の公園は、震災前の写真が掲示されていて、現在の状態との違いをまざまざと見て取れます。この緑一面は元住宅地。もう住宅を建てることは出来なくなりました。
語り部のガイドをしている方に当時の貴重なお話を聞くことができました。私たちには、変わりゆく地元への思いを聞いて、それを伝えることしか出来ませんが、みんなが忘れないためにも、見聞きしたことを伝えることも、大事なことだと感じます。
仮設で暮らす方は、3県で89,000人。みなし仮設に90,000人いるそうです。
復興住宅もまだまだ足りません。
1日も早く落ち着いた暮らしが出来ますことを願い続けています。